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5 芙苑晶さんの近況を教えて下さい(2008年8月現在)。 (2008/08/15 - 2010/04/14)
質問 >

これまた、ちょっと前に別々の二人の方から、似たような質問をいただきましたので採り上げます。
(注: これは2008年8月時点での質問・回答です)

Q1:

去年(2007年)出た『トランス・レイヴ・コスモロジー(Trance-Rave Cosmology)』はなかなか名曲揃いの良いアルバムでしたが、しかしこれはベスト・ヒット+クラブ・リミックス盤だったので、オリジナルのニューアルバム(ソロ・アルバム)としては『年代記(Chronicle)』以来、現在に至るまでリリースされてないですね。

計算してみると、『年代記(Chronicle)』が2003年だったので、今年(2008年)で約5年というブランクになります。あまりに長すぎるブランクだと思いますが、その後、芙苑晶さんはどうされているのでしょうか。

近況は?  また、ニューアルバムの発表予定などは聞かれていますか?  内容等はどんなものか、等、ご存知でしょうか?

噂などでもけっこうです、何か情報があれば、ぜひ教えて下さい。

(Geminiさん)

Q2:

芙苑晶氏の近況について教えて下さい。ニューアルバムないし新曲の発表予定など、情報はありませんか?  念のため確認しますが、『年代記(Chronicle)』以来、オリジナルは出てませんよね?  

もしかして、また昔のように、海外でだけ出ているとかそういう可能性があるかなと思って、最近ウェブを調べたりしてみましたが、やはり出てないように思いましたが。

また、ずいぶん前に、天野さんたちの公認ファンサイトでインタビューの話があったかと思うのですが、まだ実現してませんよね? これはいつ頃になりそうでしょうか? コンタクトは続けておられますか?

また、少し前に友人から聞いた噂で、気になる話があったので質問します。ほんとうかどうか分かりませんが(一説によると)、「すでに前のアルバムを最後に、ほんとうに音楽をやめて引退されてしまったんだ」という、ショッキングな噂を聞きましたが、これはほんとうでしょうか? (そうでないことを祈っています・・・) 

とにかく、何か近況に関する情報をご存知なら、何でもいいので教えて下さい。よろしく。

(無精髭の牧神さん)

回答 >

A:

まずは、このところ、僕たち(ファンサイト管理人)のほうもここしばらくプライベートで忙しく、かなり前にいただいていたご質問なのに、すぐに対応できなかったことをお詫びします。

さて、芙苑晶さんですが、うちのサイトでも同じような話(ニューアルバムの発表を含む近況)が話題になっていたこともあり、今回、公式サイトのほうに質問してみました。マネージャーさんからメールで、ごく簡単な回答しかもらえなかったのですが、大意は以下のようになります。

芙苑晶さんは現在、ニューアルバムを制作中で、レコーディングの最中だそうです。リリース予定時期やタイトル、内容等に関しては、全く未定とのことです。

また、おっしゃるとおりで、『年代記(Chronicle)』以来、オリジナルは出ていません。
また、 今は日本でもAmazon等のメジャールートでの販売が確立しているため、海外だけで出ていて日本に入ってきていない、という、昔あったようなパターンはまずないだろうと思われます。

うちの公認ファンサイトでのインタビューに関しても、実は、他のファンの方からも何人か、似たような質問をいただいていました。

インタビューは、延期に延期を重ねていますが、これは一つは、管理人側と芙苑晶さんご本人のスケジュールが噛み合わないまま、現在に至っているためです。

そうこうしているうちに、今度は再び芙苑晶さん自身がニューアルバムのレコーディングに入ってしまったため、次にスケジュール調整を出来るのはいつになるか、現時点でのメドは立っていません。
しかし、おそらくですが、レコーディングが終わり次第、天野(管理人)からスケジュール調整を申し出て、その時点で双方OKならば、インタビューが成立するでしょう。

引退されてしまったという噂があるのですか?  僕たちもそんな話は聞いたことがなく、おそらくデマと思われます。だってマネージャーさん自身が、芙苑晶さんご本人が新作のレコーディングしている最中ですと言ってるのだから、これは単なる根拠のないデマか、無責任な流言飛語のたぐいでしょう。

一つ言っておくと、芙苑晶に関しては、この手の噂や流言飛語は、昔から付き物でした。何しろご本人がマスコミにもほとんど顔を出さない、インタビューもほとんどない、コンサートも滅多にやらない、という、ないないづくしのアーティストです。

ちなみに、昔からのリスナーは記憶に新しいでしょうが、今から十年ほど前(正確には1998-99年頃か)に『宇宙論(Cosmology)』がリリースされた時には、死亡説(!)まで流れたものです。
ただしこの時はご本人がほんとうに引退宣言をして一度は引っ込んでしまったわけですが、その時の強烈な印象が今もあるために、こういう根も葉もないデマが流れたりするのかもしれません(芙苑晶ファンのHALさんによれば、当時のファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテットのメンバーの連続死のイメージとも重なってこういう噂が流出したのではないか――との指摘あり)。

ずっと昔、彼がファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテットをやっていた頃は、日本でも、レイヴやクラブへ行くとご本人の姿を拝むことも出来たものですが、ファー・イーストが解散して以後は、彼自身が海外でブレイクしたという事情と重なって、以前にも増して日本に戻ってくる機会自体が激減してしまい、そういう機会も全くなくなってしまいました。

今でも何かのおりに、日本に戻って来られることがたまにあると聞きますが、それも稀な機会であり、しかもたいていはレコーディングとかプライベートに限られているようで、リスナー側から見ると、芙苑晶さんご本人が今、どうしているかをリアルタイムで知る機会は全くなくなってしまった、と言えます。

しかも、今では、ソロ・アルバムのレコーディングに関しては秘密主義を貫いているとのことで、新作の発表に至る直前まで、内容もタイトルも、スタッフでさえ知らされないとのこと。したがって、アルバムのリリース予定等も直前にならないと公式情報としては表に出てこないわけで、これも、見ている側にとってはブランクがよけいに長く感じる大きな原因かもしれません。

また、それだけに、ファンから見ると素顔が見えにくいアーティストでもあり、それが期待感と不安を同時に招いて、前述のような無責任なデマが飛び交う原因にもつながっているかもしれません。

ただし、Geminiさんのご指摘の通り、前作から5年というのは、あまりにも長すぎるブランクではあります。
ちなみに、過去に出たソロ・アルバムのリリースのブランク期間を調べてみると、平均約3.5年に1枚という計算になります。
ただしこれは、『宇宙論(Cosmology)』と『年代記(Chronicle)』の間のブランクが6年も空いてしまったためです。しかも、この6年間というのをよく調べてみると、今言った『宇宙論(Cosmology)』と『年代記(Chronicle)』の二枚の間のブランクには、引退後、全く何もしていなかったと思われる期間が約3-4年間も存在します(03年のアメリカでの芙苑晶のインタビューでの発言による)。

つまり『年代記(Chronicle)』も(あれほどの超大作ではあるが)約2年ほどで仕上げられているわけで、そう考えてみると、やはり『燐光(Phosphorescence)』から『年代記(Chronicle)』までのどのアルバムも、「ソロ・アルバムの制作はほぼ平均2年に1枚というペース」は崩れていないことがわかります。

その計算方式で行くと、5年(2003年から2008年)というのは、確かに、過去最高のブランクです。すると、いったい近況はどうなっているのか、新作の内容はどうなるのか、というのが、ファンとしては不安にさえなってくるのは、ある意味、当然のこととも言えるでしょう。

しかし一方で、現在日本に出ている各種・芙苑晶関連の掲示板などをずっと読んでいくと、「あれだけの作品なのだから、それくらい時間がかかって当たり前」と見ているファンもいることが分かります。

ありていに言って芙苑晶の場合、アルバム1枚作るのは、シンフォニーを創り上げるようなものなのだから、ふつうのポップス等のアルバム制作とは内容からしてケタが違います。しかも、アルバムを出すごとにスケールは大きくなっていっているので、簡単に想像出来ることとしては、大作ゆえにレコーディングが難航を極めている、といった理由も考えられます(これは単なる僕の個人的な想像なので、違っているかもしれません)。

80-90年代当時の「ソロ・アルバムのリリースが約2年に1枚」というのは、レーベルとの契約の関係でそうなったらしいですが、今は自社レーベルですから、自分のペースでやれる良さもあるのかもしれません。

ちなみに、日本の芙苑ファンの間では、やはり去年にも一昨年にも、「今年はニューアルバムが出るだろう」という噂がありましたが、予想は外れてきています。なので、よけいにファンとしては次作に期待が寄せられるところではあります。あまりに長いブランクにじれている人も多いでしょうが、ここは秘かに想像をたくましくしながら、忍耐強く待ちましょう、と言うしかありません。

いつも言っていることではありますが、新しい情報が入り次第、このサイトで採り上げたいと思っていますので、気になる方は、ぜひ引き続きチェックしてやって下さい(場合によっては、公式サイトよりもうちのサイトのほうが情報が速いケースもありますので)。

(天野)

追記

2008年9月9日、Far East Acid House Quartet 史上初の公式サイト「レイヴ聖典」が誕生しました。

レイヴ聖典 Rave Scripture - Far East Acid House Quartet 芙苑晶

バンドプロフィール、メンバープロフィールをはじめ、
バンド活動当時の記録発掘シリーズとして、市川カヲル、田嶋エリサのエッセイ/私小説なども掲載、
貴重な資料が読めます。

こんなものがバンド解散後長い歳月が経って、ウェブで読めるなどというのは、当時は想像もつかないことでした。
しかしFar Eastの古いCDやLPは数年前に全部ソールドアウトといった逸話とともに、
時代と世代を超えたFar East人気の根強さを物語るものと思われます。

また、現在進行形の情報として、
ファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテット ( Far East Acid House Quartet )元・メンバー、
芙苑晶 + スペースDJリョウ「Q&A集」「eメール書簡集」収録。
ファン必見です!!

元々は、ファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテットの公認ファンサイト「無法的熱狂祭」の中に誕生した独立サイトで、ファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテット ( Far East Acid House Quartet ) の元・メンバーとしての、 芙苑晶・スペースDJリョウの二人がメインアクトとして登場するサイト。「Q&A集」、そして芙苑晶 + スペースDJリョウによる「eメール書簡集」が、収録されています。
芙苑晶さんの近況が、かなりわかります。

こういう試みは珍しく、また内容的にも充実しているので、ファンには超お勧めです。

追記2

その後、芙苑晶ファンの方々より断続的な情報をいただいていますので追記します。

1)
まず、メキシコ在住の芙苑晶ファンの方(30代、日本人女性)よりいただいた情報です。

08年以後、芙苑晶さんは世界各地で「幻覚植物研究所(Psychedelic Plants Research Laboratory)」名義でのレイヴ(野外コンサート)を再開し、断続的に上演しているという話を伝え聞いています。

レイヴと言っても、昔Far East Acid House Quartet がやっていたようなシークレット・ギグではなく、オープン・コンサートのようです。
情報をいただいた女性・Kaoriさんによると、彼女は今年(2010年)の3月にメキシコで上演された野外レイヴに参加されたそうです。

2)
もう一つ、当初このページのトップにある質問をいただいた時点で書きそびれていたことがありました。

たしかに、ニューアルバム・リリースは遅れているようです。
そこで、日本にいる僕たちから見ると、ずいぶんブランクが空いたように感じますが、芙苑晶さんは世界各国で音楽活動をしているアーティストなので、たとえば日本で活動しているアーティストのようにリアルタイムで情報が伝わってこない傾向にあります。

日本人アーティストではありますが、今や世界的なアーティストになった芙苑晶さんです。その多忙は想像を絶するものがあるでしょう。

このことを逆に言えば、芙苑晶さんが突然日本に来日されると、レイヴ聖典のようなサイトが突然出来、ファンからの反響があったりと、日本に住んでいる僕らから見ると急激にドッと変化があるといった風に見えるのだと思われます。
つまり僕ら日本語圏のファンは、彼の活動のほんの一部を見ているだけということは言えます。

また、公式サイトではライブの情報や写真などは、基本的に出していないようです。

また、よく知られているように、芙苑晶さんは基本的に、マスコミには登場しない作曲家です。
かつては日本でも、雑誌やFMラジオなどにも何度か登場したことがあったのですが、今はもうそういうことはないのだという話を聞きました。
(ご本人がマスコミ嫌いという噂もあるようです。)

皆さんもご存知のように、宣伝などもほとんどされません。これは、世界中に固定ファンがすでにいるのと、晶さんご本人がそういった宣伝などを嫌っているため、ウェブ上でも変化が見えにくい傾向があるとのことです。

・・・といった諸要素があり、芙苑晶さんに関しては現在進行形の情報を捉えにくい傾向があることが判明しました

しかしながら、Kaoriさんのお話からも分かるように、現在(2010年春)時点でも活動を続けていることは確かなので、日本国内の一部のファンが言っていたように「活動をやめてリタイアしてしまった」ということはデマであったということになりますね。

なので当然、また突然来日されたり、日本でもライブをされたりといったことがあるかもしれません。

・・・というわけで、僕らファンサイト管理人と仲間たちはつねに情報網を張っていますので、変化があれば随時お知らせ致します。

(2010/04/15)

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