質問 >
これまた、ちょっと前に別々の二人の方から、似たような質問をいただきましたので採り上げます。
(注: これは2008年8月時点での質問・回答です)
Q1:
去年(2007年)出た『トランス・レイヴ・コスモロジー(Trance-Rave Cosmology)』はなかなか名曲揃いの良いアルバムでしたが、しかしこれはベスト・ヒット+クラブ・リミックス盤だったので、オリジナルのニューアルバム(ソロ・アルバム)としては『年代記(Chronicle)』以来、現在に至るまでリリースされてないですね。
計算してみると、『年代記(Chronicle)』が2003年だったので、今年(2008年)で約5年というブランクになります。あまりに長すぎるブランクだと思いますが、その後、芙苑晶さんはどうされているのでしょうか。
近況は? また、ニューアルバムの発表予定などは聞かれていますか? 内容等はどんなものか、等、ご存知でしょうか?
噂などでもけっこうです、何か情報があれば、ぜひ教えて下さい。
(Geminiさん)
Q2:
芙苑晶氏の近況について教えて下さい。ニューアルバムないし新曲の発表予定など、情報はありませんか? 念のため確認しますが、『年代記(Chronicle)』以来、オリジナルは出てませんよね?
もしかして、また昔のように、海外でだけ出ているとかそういう可能性があるかなと思って、最近ウェブを調べたりしてみましたが、やはり出てないように思いましたが。
また、ずいぶん前に、天野さんたちの公認ファンサイトでインタビューの話があったかと思うのですが、まだ実現してませんよね? これはいつ頃になりそうでしょうか? コンタクトは続けておられますか?
また、少し前に友人から聞いた噂で、気になる話があったので質問します。ほんとうかどうか分かりませんが(一説によると)、「すでに前のアルバムを最後に、ほんとうに音楽をやめて引退されてしまったんだ」という、ショッキングな噂を聞きましたが、これはほんとうでしょうか? (そうでないことを祈っています・・・)
とにかく、何か近況に関する情報をご存知なら、何でもいいので教えて下さい。よろしく。
(無精髭の牧神さん)
回答 >
A:
まずは、このところ、僕たち(ファンサイト管理人)のほうもここしばらくプライベートで忙しく、かなり前にいただいていたご質問なのに、すぐに対応できなかったことをお詫びします。
さて、芙苑晶さんですが、うちのサイトでも同じような話(ニューアルバムの発表を含む近況)が話題になっていたこともあり、今回、公式サイトのほうに質問してみました。マネージャーさんからメールで、ごく簡単な回答しかもらえなかったのですが、大意は以下のようになります。
芙苑晶さんは現在、ニューアルバムを制作中で、レコーディングの最中だそうです。リリース予定時期やタイトル、内容等に関しては、全く未定とのことです。
また、おっしゃるとおりで、『年代記(Chronicle)』以来、オリジナルは出ていません。
また、
今は日本でもAmazon等のメジャールートでの販売が確立しているため、海外だけで出ていて日本に入ってきていない、という、昔あったようなパターンはまずないだろうと思われます。
うちの公認ファンサイトでのインタビューに関しても、実は、他のファンの方からも何人か、似たような質問をいただいていました。
インタビューは、延期に延期を重ねていますが、これは一つは、管理人側と芙苑晶さんご本人のスケジュールが噛み合わないまま、現在に至っているためです。
そうこうしているうちに、今度は再び芙苑晶さん自身がニューアルバムのレコーディングに入ってしまったため、次にスケジュール調整を出来るのはいつになるか、現時点でのメドは立っていません。
しかし、おそらくですが、レコーディングが終わり次第、天野(管理人)からスケジュール調整を申し出て、その時点で双方OKならば、インタビューが成立するでしょう。
引退されてしまったという噂があるのですか? 僕たちもそんな話は聞いたことがなく、おそらくデマと思われます。だってマネージャーさん自身が、芙苑晶さんご本人が新作のレコーディングしている最中ですと言ってるのだから、これは単なる根拠のないデマか、無責任な流言飛語のたぐいでしょう。
一つ言っておくと、芙苑晶に関しては、この手の噂や流言飛語は、昔から付き物でした。何しろご本人がマスコミにもほとんど顔を出さない、インタビューもほとんどない、コンサートも滅多にやらない、という、ないないづくしのアーティストです。
ちなみに、昔からのリスナーは記憶に新しいでしょうが、今から十年ほど前(正確には1998-99年頃か)に『宇宙論(Cosmology)』がリリースされた時には、死亡説(!)まで流れたものです。
ただしこの時はご本人がほんとうに引退宣言をして一度は引っ込んでしまったわけですが、その時の強烈な印象が今もあるために、こういう根も葉もないデマが流れたりするのかもしれません(芙苑晶ファンのHALさんによれば、当時のファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテットのメンバーの連続死のイメージとも重なってこういう噂が流出したのではないか――との指摘あり)。
ずっと昔、彼がファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテットをやっていた頃は、日本でも、レイヴやクラブへ行くとご本人の姿を拝むことも出来たものですが、ファー・イーストが解散して以後は、彼自身が海外でブレイクしたという事情と重なって、以前にも増して日本に戻ってくる機会自体が激減してしまい、そういう機会も全くなくなってしまいました。
今でも何かのおりに、日本に戻って来られることがたまにあると聞きますが、それも稀な機会であり、しかもたいていはレコーディングとかプライベートに限られているようで、リスナー側から見ると、芙苑晶さんご本人が今、どうしているかをリアルタイムで知る機会は全くなくなってしまった、と言えます。
しかも、今では、ソロ・アルバムのレコーディングに関しては秘密主義を貫いているとのことで、新作の発表に至る直前まで、内容もタイトルも、スタッフでさえ知らされないとのこと。したがって、アルバムのリリース予定等も直前にならないと公式情報としては表に出てこないわけで、これも、見ている側にとってはブランクがよけいに長く感じる大きな原因かもしれません。
また、それだけに、ファンから見ると素顔が見えにくいアーティストでもあり、それが期待感と不安を同時に招いて、前述のような無責任なデマが飛び交う原因にもつながっているかもしれません。
ただし、Geminiさんのご指摘の通り、前作から5年というのは、あまりにも長すぎるブランクではあります。
ちなみに、過去に出たソロ・アルバムのリリースのブランク期間を調べてみると、平均約3.5年に1枚という計算になります。
ただしこれは、『宇宙論(Cosmology)』と『年代記(Chronicle)』の間のブランクが6年も空いてしまったためです。しかも、この6年間というのをよく調べてみると、今言った『宇宙論(Cosmology)』と『年代記(Chronicle)』の二枚の間のブランクには、引退後、全く何もしていなかったと思われる期間が約3-4年間も存在します(03年のアメリカでの芙苑晶のインタビューでの発言による)。
つまり『年代記(Chronicle)』も(あれほどの超大作ではあるが)約2年ほどで仕上げられているわけで、そう考えてみると、やはり『燐光(Phosphorescence)』から『年代記(Chronicle)』までのどのアルバムも、「ソロ・アルバムの制作はほぼ平均2年に1枚というペース」は崩れていないことがわかります。
その計算方式で行くと、5年(2003年から2008年)というのは、確かに、過去最高のブランクです。すると、いったい近況はどうなっているのか、新作の内容はどうなるのか、というのが、ファンとしては不安にさえなってくるのは、ある意味、当然のこととも言えるでしょう。
しかし一方で、現在日本に出ている各種・芙苑晶関連の掲示板などをずっと読んでいくと、「あれだけの作品なのだから、それくらい時間がかかって当たり前」と見ているファンもいることが分かります。
ありていに言って芙苑晶の場合、アルバム1枚作るのは、シンフォニーを創り上げるようなものなのだから、ふつうのポップス等のアルバム制作とは内容からしてケタが違います。しかも、アルバムを出すごとにスケールは大きくなっていっているので、簡単に想像出来ることとしては、大作ゆえにレコーディングが難航を極めている、といった理由も考えられます(これは単なる僕の個人的な想像なので、違っているかもしれません)。
80-90年代当時の「ソロ・アルバムのリリースが約2年に1枚」というのは、レーベルとの契約の関係でそうなったらしいですが、今は自社レーベルですから、自分のペースでやれる良さもあるのかもしれません。
ちなみに、日本の芙苑ファンの間では、やはり去年にも一昨年にも、「今年はニューアルバムが出るだろう」という噂がありましたが、予想は外れてきています。なので、よけいにファンとしては次作に期待が寄せられるところではあります。あまりに長いブランクにじれている人も多いでしょうが、ここは秘かに想像をたくましくしながら、忍耐強く待ちましょう、と言うしかありません。
いつも言っていることではありますが、新しい情報が入り次第、このサイトで採り上げたいと思っていますので、気になる方は、ぜひ引き続きチェックしてやって下さい(場合によっては、公式サイトよりもうちのサイトのほうが情報が速いケースもありますので)。
(天野) |